焼津

那閉神社|焼津の海近くに佇む静かな古社と刺繍が美しいお守り・御朱印・アクセス

v70

焼津市の神社巡り
1 / 72社

那閉神社(なへじんじゃ)は静岡県焼津市浜当目に鎮座する神社です。
海のすぐ近くにありながら、境内には不思議と落ち着いた空気があります。

創建は1500年以上前とされ、海の信仰を今に伝えています。
印象に残るのは、赤い鳥居と、どこか洗練されたデザインのお守りです。

この記事では、那閉神社の基本情報と見どころを紹介します。

本記事を起点として、焼津市内の神社を一社ずつ巡っていきます。

那閉神社とは?

那閉神社は『延喜式神名帳』に記載される式内社です。
焼津駅から車で約10分、海岸公園の近くに位置します。

海中の岩や山を依代とする信仰を経て、現在の地に遷座したと伝わります。

祭神

  • 事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 大国主命(おおくにぬしのみこと)

海上安全や大漁満足、商売繁盛などの信仰があります。

由緒と歴史

那閉神社の創建は 509年(継体天皇3年) にさかのぼります。物部氏によって当目山に勧請されたのが始まりとされ、その後一時的に鍋崎の海中の「神の岩」に遷座しました。しかし、風浪の影響を避けるため、現在の地に遷されました。この経緯は、古代の海神信仰を色濃く反映していると考えられています。

927年(延長5年) に編纂された『延喜式神名帳』にも記載される式内社であり、1281年(弘安4年)には朝廷から奉幣を受けた記録も残っています。

那閉神社は、焼津周辺の広範囲にわたって信仰されており、小川の熊野神社や藤枝市岡部の若宮八幡宮境内にも祀られています。また、焼津市岡当目の西宮神社も、那閉神社を勧請したものと伝えられています。

境内には1822年に建立された高さ3.5メートルの常夜灯が焼津市の有形文化財として残されています。

那閉神社の御朱印

社務所にて御朱印の授与があります。
「延喜式内」の墨書きと小槌の印が特徴です。
社務所が閉まっている場合は、宮司さまのお宅でも対応していただける場合があります。

那閉神社 御朱印 焼津
小槌印の御朱印

那閉神社の見どころ

狛犬

境内の参道には、立派な一対の狛犬が置かれています。
口を開けた阿形(あぎょう)と口を閉じた吽形(うんぎょう)の狛犬が、参拝者を見守っています。

稲荷神社の赤い鳥居

境内社の稲荷神社に立つ赤い鳥居。
周囲の静けさの中で色が際立つ印象があります。

稲荷神社

まっすぐ伸びる参道

白い参道が社殿まで一直線に続きます。
提灯が並び、整った空間が広がります。

社殿

社殿の背後に山があります。

お守り

那閉神社のお守りは、色鮮やかな刺繍とデザインの美しさが特徴。
全国的に高い評価を受けており、釣り人や漁業関係者だけでなく、幅広い層に人気があります。

現在のラインナップはこちら

限定デザイン・新デザインが登場!

那閉神社では、限定デザインや新デザインのお守りが随時登場します。 特に、季節限定や特別なイベントに合わせたデザインは大変人気があります。

最新の授与情報は、XInstagramで発信されているので、フォローしておくと新しいデザインの情報をキャッチしやすくなります。

全国対応!

遠方にお住まいでも、郵送対応で那閉神社のお守りを受け取ることができます。

▶お守りの郵送申し込みはこちら
お守りページを見てお問い合わせフォームから申し込み

私が授与したお守りは「大漁釣守(たいりょうつりまもり)」です。白地に金糸、青、赤などの色鮮やかな糸で、波間から跳ねる鯛が豪華に描かれています。漁師さんや釣り人はもちろん、「めでたい(鯛)」の語呂合わせから縁起物として人気があります。

周辺のまちなみ

神社のすぐ近くに浜当目の海岸が広がります。
焼津らしい海の空気を感じられる場所です。

所要時間の目安

  • 本殿のみ参拝:10〜15分
  • 境内全体を見る:20〜30分

よくある質問

読み方は?

なへじんじゃと読みます。

駐車場はある?

専用駐車場はありませんが、近隣に駐車場があります。

御朱印はもらえる?

社務所で授与されています。

お守りは人気?

刺繍の美しさで知られていて、釣り人の間で人気です。

神の降臨の流れの考察

Google Map
  1. 神の岩(沖合の岩礁)
    • かつて、海の彼方から訪れる神を迎えた場所。
    • 一時的に神をお迎えする「依代(よりしろ)」の役割を果たしていたと考えられる。
  2. 御座穴(現在の海岸沿い)
    • 海中の神を迎えた後、次の段階として神を鎮める場所。
    • ここでの祭祀が重要視され、古代の祭礼の中心地だった可能性が高い。
    • 徳川家康の伝説が後世に付け加えられたが、本来は純粋な神祭の地であった。
  3. 当目山(虚空蔵山)(神奈備山)
    • 神が最終的に降臨する「神奈備山(かんなびやま)」として信仰される。
    • 本来は社殿を持たず、山そのものが御神座だった。
    • 後に神仏習合により「香集寺(虚空蔵堂)」が建立されている。
  4. 現在の那閉神社(海岸近く)
    • 風浪の害を避け、平地に遷座された。
    • しかし、信仰の原型は「海から山へと神が遷る」という日本古来の信仰を色濃く残している。

この流れを踏まえると、那閉神社は単なる「漁業の神社」ではなく、海神信仰の原型を今に伝える貴重な聖地 であることがよくわかります。

実際に参拝して

参拝日は2021年1月3日。
三が日ということもあり、普段より人の気配がありました。

それでも、騒がしさというよりは静けさの中に人がいる感覚でした。
鳥居の赤がやけに強く印象に残っています。

もう一つはお守り。
正直なところ、事前に有名だとは知りませんでした。
目に入ったお守りは刺繍が明らかに細かく、デザインとしても完成度が高いと感じます。
普段はお守りを買わないのですが、このときは自然と手に取っていました。

後から知りましたが、釣り人の間で広く知られているようで、
三浦愛さんの発信もきっかけの一つになっているそうです。

神社情報

項目内容
神社名那閉神社
所在地静岡県焼津市浜当目3-12-13
祭神事代主命(ことしろぬしのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)
参拝時間9:00〜17:00
駐車場なし(周辺駐車場あり)
公式サイトhttps://nahe-shrine.jimdofree.com
E-mailnahe_jinja@yahoo.co.jp
X@fe8tc0l8dvoiypp
Instagram@nahejinja

この神社は焼津市の神社巡りの一社です。
他の神社もあわせてご覧ください。

ABOUT ME
みきと
みきと
みんなの図書館さんかく名誉副館長/己書道場師範/星空案内人
麺と星空とコーヒーをこよなく愛しております。
記事URLをコピーしました