「これって寺?それとも神社?」
観光地で悩んだ経験はありませんか?実は、この疑問は日本人でもよく抱くもの。近年は御朱印集めの人気も高まり、寺社巡りを楽しむ方が増えています。
でも、寺と神社の区別がつかないと、適切なお参りの方法も分からず、せっかくの参拝が不安になってしまいますよね。
今回は、寺と神社の違いを、誰でも分かる目印とともに徹底解説します!
すぐに見分けるための6つのポイント
入口を見る

鳥居があれば神社
- 2本柱+上の横木による結界
- 木製、石製、それに朱を塗っているものなど様々
山門(屋根付きの門)があればお寺
名前を確認する
- 「○○山△△寺」はお寺
- 例:比叡山延暦寺
- 例:高野山金剛峯寺
- 例:東大山浅草寺
- 「○○神社」「○○大社」「○○宮」は神社
豆知識:山号(さんごう)について
- お寺の正式名称には必ずつく
- 平地のお寺にもある
- 仏教の教えの山(悟りの高み)を表現
像を探す
仏像があればお寺
お寺には必ず仏像がある
狛犬(こまいぬ)がいれば神社
神社の入口近くにあるペアの石像の犬
- 口を開けている阿形(あぎょう)
- 口を閉じている吽形(うんぎょう)
お参りの方法を見る

神社
- 二回お辞儀
- 二回手を叩く
- 最後に一回お辞儀
お寺
お墓を探す
建物の特徴を見る
神社
お寺
両方にあるような紛らわしいポイント
御朱印(ごしゅいん)
神社の御朱印
お寺の御朱印
- 仏様の名前やお寺の名前
- 梵字(ぼんじ)が入ることも
- 南無妙法蓮華経は御主題という
御朱印帳について
必ずしも神社とお寺を分ける必要はないという前提で紹介します。
神社の場合
- 神社専用の御朱印帳を使用
- 一冊で様々な神社に対応可能
お寺の場合
- 宗派によって御朱印帳を分けることがある
- 各寺院の宗派に合った御朱印帳の使用を推奨
おみくじ
- 神社でも寺でも引ける(あれば)
- 形は似ているが、内容に違いも
手水舎
- 入口近くにある手(心身)を清める場所
- 柄杓(ひしゃく)で水をすくう
お守り・お札
賽銭箱
- お賽銭を入れる場所
- 形は異なる場合があるが機能は同じ
なぜ混乱しやすいの?歴史的な理由
神仏習合の影響
- かつては寺と神社が一緒になっていた時代がある
- 明治時代に神仏分離されるまで続いた
共通する建築様式
参拝する時の基本マナー
神社でのお参り
- 鳥居をくぐる時に会釈
- 手水舎で手と口を清める
- 賽銭を入れる
- 二礼二拍手一礼
お寺でのお参り
- 山門をくぐる時に会釈
- 手水舎で手と口を清める
- 賽銭を入れる
- 静かに合掌
まとめ
これだけ覚えよう!
- 「○○山」が付くのはお寺だけ
- 鳥居があれば神社
- 仏像があればお寺
- 狛犬がいれば神社
- お墓があればお寺
- 手を叩くのは神社だけ
これらのポイントを覚えておけば、ほとんどの場合で見分けることができます。ぜひ実際の寺社巡りで確認してみてください!
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麺と星空とコーヒーをこよなく愛しております。